お金に関する独り言(生命保険)
こんにちは、寺前です。
今回は生命保険について独り言です。
社会人になって、生命保険の営業さんから
「みんな保険に入っていますよ」
「同年代はみんな このくらいの保険金を設定しています」
「今加入しないと保険料が上がりますよ?」
「掛け捨てはもったいない、終身保険や積立保険が良いです」
こんな言葉をかけられて、流れで加入していませんか?
「みんなやっている」という言葉に惹かれる人も多いですが、、、
例えば、現在保険に加入している全員が、保険やお金の知識に精通しており、自分の人生にどんなリスクがあり、どのくらい費用が必要なのか把握している。
こんな状況であれば「みんな」の加入状況を参考にするのは有効でしょう。
では実際はどうでしょうか。
もちろん保険について十分に理解してから加入している人もたくさんいます。
ですがそれ以上に
「よくわからないが、みんな入っているなら同じ条件で加入しておこう」
という人が多いのが実情ではないでしょうか。
こうなると「みんな」の選択が「あなた」にとって最善の選択なのか疑問ですよね。
人生のリスク対策に保険は有効です。
無料であれば入れるだけ入った方が良いですが、実際には保険料が必要となります。
その保険料、トータルで一体いくら払う事になるのでしょうか。
保険が不要だとは思いません。ただ、必要以上の保険に加入し保険料を支払うことはあなたの資産を圧迫し、人生の選択の幅を狭くしてしまいます。
自分の人生にいつ、どんなリスクがあり具体的にいくら必要なのかは『ライフプラン』を作成することで見えてきます。
(ライフプランの作成方法はネットで簡単に調べられます。)
自分の人生としっかり向き合い、リスクを把握し、そのリスクレベルが自分の許容度を超えているのか判断する。
もし超えているのであれば、超えた分に対して対応する保険商品、保険金額を選んで加入すれば良いです。
リスクは人によってそれぞれです。許容度もお財布事情も人により変わります。
保険は「みんな」ではなく「自分」の情報をもとに選ぶ事が重要です。
自分のお店を持つための準備(まず何から取り掛かればいいのか)
こんにちは、人生お役立ちブログの寺前です。
今回のテーマは「自分のお店を持つ」です。
先日、友人から『将来的に自分のお店を出そうと考えている。でも物件を探そうにも不動産の事はよくわからない。まず何から取り掛かればいいと思う?』というご質問を頂きました。
下記はその質問に対する私なりの回答となっております。ご参考になればと思います。
(今回ブログに転記することについてご本人から快くOK頂きました。ありがとうございます。)
以下回答文
何から取り掛かればいいか、という点について
『まずはご自身の中での理想とするお店の条件をはっきりさせること』だと思います。
実際にお店を探す場合の選択肢は主に2つ
1、 ネットで物件検索⇒ホームズや地域不動産屋のHPなど検索
2、 不動産屋さんの実店舗を訪問して相談
この2つが主となりますが、この際、数字条件がはっきりしていないと検討対象外の物件に時間を割いてしまいます。特に都心などは物件が多いので大変です。
これを防ぐため下記の4つの条件の洗い出しをお勧めします。
★1『どこでやるか』
⇒オフィス街、住宅街、商店街、商業施設の中、幹線道路沿い、ビルなら何階までOKなのか。これが決まれば地域が絞られます(不動産屋に聞いてもOK)、他、富裕、中間、貧困エリアなどで絞るのも有効です。
★2『どのくらいの面積か』
⇒〇㎡~〇㎡までなど、運営人数に合わせる。面積がピンと来ない場合は、自分の家や敷地をメジャーで測ってみるなどすれば感覚的に掴めてくる様になります。理想は「このくらかな?」と思うお店に実際に足を運んでメジャーで測らせて頂くのがベストですが、難しい場合は店長さんに直接聞いてみるのもありです。
★3『どういった状態か』
⇒居抜きorスケルトン
『居抜き』は机や椅子、冷蔵庫などの設備が前テナント使用時のものをそのまま使える。
『スケルトン』は床も壁もコンクリート剥きだしで何にもないガランとした空間、というイメージです。
後者は自由なお店作りができますが、その分初期投資が激増するため潤沢な資金がある。若しくは十分な借り入れができる場合を除き、人生初開業の方にはハードルが高めです(採算合えばもちろん問題なし)。
★4『予算はいくらか』
⇒客単価と回転率でザックリとでもいいので採算ラインを出していただくのが理想ですが、難しい場合は理想の規模、立地で自分が目的とする同業店舗が多く展開する地域の家賃相場をネットで調べてみるとまとまってきます。
以上4つです。
完璧な数字は必要ありませんが、ざっくりとでも決めておかないと、『何かいい物件あったら教えて!』と言っても不動産屋さんは手持ちの適当な情報しか出せません。
逆に言うと、この辺りキッチリ抑えて要望を出せば本気度が伝わるので非公開物件など紹介してくれるかもです。
一言メモ⇒不動産屋は基本的に良い物件情報(店舗や倉庫など事業用は特に)はネットに載せません。理由は簡単で、ネットに載せてしまうとそれを見た他の不動産屋が直接地主さんにお客さんの提案を行う、つまりお客さんの横取りをされてしまう可能性があるからです。
そしてそのネットに載せない物件は『この人は本気で借りに来ているな』と思う人にだけ紹介します。
もちろんネット記載物件にも掘り出し物はありますが、誰もが飛びつく物件はネットに載る前に借り手が付いているという事を前提にして頂いた方がいいかもしれません。
回答文ここまで
以上となります。
少し難しい内容もありますが、お店を出すのであればやはり必要な数字になってきます。
単に「お店を出したいな~」と思いながらネットを見ているだけではお店のイメージを膨らませるには良いですが、条件が絞られていないので話しが進みません。
将来的に自分のお店を持ちたいと考える方に少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた。
寺前
大人になれば知っておきたい保証人の話②
こんにちは、人生お役立ちブログの寺前です。
前回に引続き「保証人」のお話しをしていきます。
前回の話の中で、保証人にはいくつか種類があり混同すると危険だということをお伝え
Aさん👤 ←――→ Bさん👤 ←――― Cさん👤
(100万貸した) (100万借りた) (Bの保証人)
【保証人と連帯保証人】
通常の『保証人』も『連帯保証人』も
債務者(お金を借りている人、上記B)が
債権者(お金を貸している人、上記A)に
お金を返済することを保証するという内容に変わりありませんが、次の3つのポイント
【事例】
Aさん(債権者)がBさん(債務者)には返済の請求をせず、いきなりCさん(保証人)に「100
Aさん👤 ←――→ Bさん👤 ←――― Cさん👤
(100万貸した) (100万借りた) (Bの保証人)
A―――――――→B
(請求なし)
A――――――――――――――――――→C
(100万払って!)
《Cさんが『連帯保証人』の場合》
通常の『保証人』であればその通りですが、『連帯保証人』にはこの考えは通じませ
お金を借りたBさんはお金持ちで潤沢な資産があり100万の返済くらいなんの問題もな
資産家💲
Aさん👤 ←――→ Bさん👤 ←――― Cさん👤
(100万貸した) (100万借りた) (Bの保証人)
A―――――――→B
(返済請求するも拒否された)
A――――――――――――――――――→C
(Bが払わないからお金返して!)
《Cさんが『連帯保証人』の場合》
【事例】
お金を借りたBさんには、Cさんの他にもDさんという保証人がいた。
Bさんが借りた100万円に対し、保証する人間が2人いるため、通常であればCさんとD
しかしAさんは、お金を借りたBさんが返済を拒否したことを理由にCさんにだけ100万
Aさん👤 ←――→ Bさん👤 ←――― Cさん・Dさん👤👤
(100万貸した) (100万借りた) (Bの保証人)
A―――――――→B
(返済請求するも拒否された)
A――――――――――――――――――→C
(100万円払って!)
A―――――――――――――――――――――→D
(請求なし)
《Cさんが通常の『保証人』の場合》
《Cさんが『連帯保証人』の場合》
上記のCさん(保証人)の例のように、『連帯保証人』になってしまうと、
・Bさんが、お金を返済する気があろうが
つまり、連帯保証人になるという事は、自分自身が借金する事とほぼ同じわけです。
「保証人」というと、どうしても「何かあった時の保証をする人」というイメージがあ
受けるか受けないかは、あなた次第ですが、もし連帯保証人になる場合は「自分が借金
『連帯保証人』=絶対だめ、という訳ではありませんが、十分ご検討ください。
大人になれば知っておきたい保証人の話①
こんにちは、人生お役立ちブログの寺前です。
『保証人』という言葉をご存じでしょうか?
学校で「借金の保証人だけはなるな」と教えていることが多いため「言葉は知ってい
実際、リスクを伴うものが大半のため、その認識で間違いありませんが「具体的にどう
今回はそんな保証人についてお話ししていきます。
『保証人とは、主たる債務者がその債務を履行しない場合に、その履行をなす債務(保
少し難しい言葉が書かれていますが、「債務」とは分かりやすく言えば「借金」のこと
そして、「債務を履行しない」とは「借金を返済しない」という意味で、「債務者」と
『保証人とは、借金している人がその借金を返済しない場合に、その借金を負担(肩代
BさんはAさんから100万円を借り、CさんがBさんの保証人となった。
(100万貸した) (100万借りた) (Bの保証人)
CさんがBさんの保証人として、この100万円をAさんに返済します。
この「Bさんが返済できなくなった際に代わりに返済する」というものが保証人です。
【Bさんが借金を返済できなくなった場合にAさんから100万円を請求される。】
というものです。ただし(後で説明しますが)このリスクとはCさんが通常の「保証人」
例えば通常の『保証人』の他に『連帯保証人』『根保証(の保証人)』『物上保証人』な
略すると全て「保証人」と呼べますが、それぞれ全くの別物であり、リスクの種類や大
因みに先程【保証人になるリスク】として紹介したものは、Cさんが通常の「保証人」
行動を促すリスクヘッジ
リスクヘッジとはリスク回避の意味です。イメージしやすいのは保険。保険は病気やケ
人は生きている限り大小様々なリスクに囲まれているため、これらに対する備えが必要
リスクヘッジは行動の妨げになると言われることがあります。
例えば起業や不動産投資、株式投資を始める場合、様々なリスクが脳裏をよぎります。
そして行動に伴うリスクを回避する一番簡単な方法は『行動しないこと』です。
でも本当にそうでしょうか。
リスクには2種類あります。
①行動する事に伴うリスク
上記で『行動できない』とされていたのは①に対するリスクヘッジです。
前述の通り
では『②行動しない事に伴うリスク』に対するリスクヘッジはどうでしょうか。
・起業しないために、やりがいある仕事ができなくなるリスク
・投資をしないために、将来の経済基盤が不安定になるリスク
・挑戦をしないために、他者と代わり映えしない人生となるリスク
などです。これらに対するリスクヘッジは①と違い『行動すること』です。
① に対するリスクヘッジだけだと『危ないから行動しない』
② に対するリスクヘッジだけだと『嫌だから行動する』
に終始します。でも世の中行動してもしなくてもリスクはあるものです。
大切なのはこの2つを比較することです。
でもこれが4対6の場合は、行動しない、何もしない方が高リスクとなります。
次の一歩があなたにとって最適な行動になれば幸いです。
知識ゼロから始める不動産投資 空室リスク対策を3つ紹介
➀不動産投資と空室リスクは切っても切れないもの
②ネットやチラシ広告記載の利回りは(実際は空室でも)満室想定の利回りとなっている
③リスクゼロは無理だが減らすことはできる
空室対策といえば「不動産屋を回って営業をお願いする」「建物や設備をリフォームす
単純ですがどんな空室対策より一番効果が大きいと言っても過言ではありません。
妥協しないポイントは色々ありますが、最も大切なのは【立地】です。
立地さえ良ければ、建物が古くても、家賃が高くても、部屋が狭くても入居者さんは決
不動産は文字通り不動=動かせないので、購入後に立地を変えることはできません。
空室対策として一番イメージしやすいものです。
単純な話ですが、退去者がいなければ空室は発生しません。②の入居者を増やす努力は
退去者を減らす対策は以下です。
結構簡単に書きましたがそれぞれ本一冊ではとても収まらないくらい深い内容です。
ですが知っているか知らないかでは行動一つとっても大きな違いがでます。
特に①は購入前に成否が別れる部分です。ここに力を入れるかどうかで後々の自分に
知識ゼロから始める不動産投資 空室リスクについて①
今回は所有不動産に借主がいない状態、いわゆる空室リスクについてのお話しです。
【空室リスクは切っても切れない】
空室リスクは不動産投資をする上で切っても切れないリスクです。
所有物件が空室になると当然その物件からの家賃収入はゼロになります。
でも家賃収入が無くても、税金の支払いや借入金の返済などの支出は必ず発生します。
どんなに利回りが良い物件で年間数百万の家賃収入を見込んでいても、肝心の物件が空
ネットや広告に載る物件の利回りはほぼ全て満室を想定したものです。
でも永久的に満室状態の物件なんてまずありません。例えば築30年の所有物件の隣に、
隣に新築が建たなくても、大学の卒業、仕事の異動、家族が増えたなどの理由で部屋が
ネットや広告の利回りが常時満室状態の数字である以上、投資計画を立てる際の空室リ
ただ問題は何%に設定するかです。ここはケースバイケース過ぎるのでお答えできませ
性質上空室リスクをゼロにすることはできません。
ですがリスクを小さくすることはできます。
次回はその方法についてお話します。尚、空室リスクをどう見込むかについて気になっ